Day6. 世界の犬事情〜トルコ編〜

遠い昔、犬は人間と共に生きる道を選んだ。
人間は犬が大好きで、犬も人間が大好きなのである。
と仰々しく言ってみる。

しかし、犬との関わり方は国によって様々だ。
今日は、サカガミが実際に調査した国の中でも、トルコの犬事情についてお話しする。



私がトルコのイスタンブールで見たわんこたちは、おデブちゃんばっかり笑。
トルコでは、犬をペットとして家で飼うのではなく、街で、みんなでお世話をするみたいだ。猫も然り。だからみんな、とても人懐っこくてお利口さん。

わんにゃんはみんな自由気ままにお昼寝をし、通りすがりの人たちに撫でてもらい、ごはんをもらう。

ちなみに、本来イスラム圏では猫の方が可愛がられがちだが、ケマル閣下が犬好きだったということで、犬も大切にされているようである。

そして、彼らの耳にはタグがついている。自治体が管理し、ワクチンもしっかり打っているのだろう。素晴らしい。

衛生面や犬嫌いな人への配慮、狂犬病の件を考えると、日本でこんな光景を見れる日は来ないだろう。

日本では、1950年代に「野犬狩り」が行われたことで、路上で犬を見かけることはほとんどない。基本的にわんこは家の中で飼われる。
ただ、敷地が狭い&アパートがペットNGであるなど、日本で犬を飼うのはなかなか難しい…

もちろん、家犬たちは夏は冷房の下で、冬は暖房の下で安心して眠り、毎日ごはんをきっちりもらえて、車や動物から身を守れるなどという利点もある。

けれど、犬好きとしては、みんなで可愛がりながら犬たちがのびのびと過ごす国というのは、理想郷のようにも思える!街犬がいれば、一人暮らしで仕事が忙しく、犬が飼えない人にも癒しを提供できるではないか、とか考えてしまう。

しかし!!!!!!!!

そんなパラダイスな状況が変わりつつある…

2024年7月に野良犬の管理を厳格化する法案が可決した。
各自治体には、わんこたちを捕獲するよう国から指示が出ているらしい。

感染症の疑いがある場合は、安楽死も厭わないということである。
日経「トルコ、野良犬捕獲へ新法 愛護運動家は「殺処分」懸念」

これは難しい問題で、確かにトルコでは狂犬病が発生している。
少し古いデータになるが、2016年、トルコにおける狂犬病発症者は94人にのぼる。
狂犬病の発生状況(2016)

とはいえ、せっかく犬猫大国として世界中から注目されていたのに、残念に思う。
ワクチンルールを強化するとか、他に方法はないのかな。他国だし、経費も相当かかるだろうし、第三者ががやがや言うのも違う気はするが、黙っていられない気持ち。

ちなみに、イスタンブールの街中には動物のための寄付を呼びかける自販機みたいなものがあってサカガミは感動したが、これも徐々に撤去されているとのこと。

day6


私が2024年3月に見たあの光景は幻になってしまうのか。
わんこたちは大量に殺処分されてしまうのか。家犬がどんどん増えて、日本みたいになるのか、それとも…

トルコのわんこたちの今後が、本当に本当に心配なサカガミである。



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